日本で生活するための必要リスト その2

運転免許証

オーストラリアは日本と同じ左側通行。書類さえ揃えれば「外国免許の書換え」が可能である。

まづ最初にやることは、

JAFの”日本語による翻訳文

昨年の2022年11月からウェブ申請ができるようになったみたいです。私は息子と一緒だったので、二人分をJAFの窓口を探して直接持っていき、そこで申請しました。

発行料金は1件 4,000円 ー 所要時間は約2週間でした。

JAF 日本語翻訳ウェブ申請 https://jaf.or.jp/common/visitor-procedures/about-dltas

次にやることは、

各所轄の運転免許試験場へ「外国免許書換え」の申請をすること。

管轄エリアによって方法が違うようですが、私の住む愛知県名古屋市は、ウェブ予約をしないと受け付けてくれません。但し、この予約がなかなか取れない。朝7時にはパソコンに張り付いて、どこでも空いている場所をとることから始まった。申請している間にあっという間に「受付は終了しました」となり、何日も大事な朝の時間を台無しにすることに。どうやっても取れない予約にイライラぁ〜感が一杯になった為、システムを管理している番号を見つけて電話する。(なんでも聞いて解決👈)

「このサイト壊れていますよ」

「壊れていませんよ。それから、あなたの予約とりに付き合っていられないんですけど。。。」

「じゃあどうしたらいいんですかぁ!」

「こんなお願いされたことないんですが、ちょっと待ってください。。。あ、この日空いてますよ。いますぐ予約とってください。」

「なんだ、できるんじゃないですか!ご協力ありがとうございました!You make my day!」

そんなわけで2週間粘ってようやく取れた予約。必要書類は次の通り。

  • 滞在中のパスポート

  • 滞在中使っていた運転免許

  • JAFの日本語翻訳書類

  • 運転免許証用サイズの写真

  • 住民票謄本

  • オーストラリアの運転経歴記録(ウェブサイトから申請可能 $26.15)

・QLDの場合https://www.service.transport.qld.gov.au/applyformytraffichistory/public/Welcome.xhtml?dswid=-206

実は私はこんな作業を2回+息子のために再び1回と合計3回、運転免許試験場の外国人免許書換え窓口を訪れています。

なぜかというと、

オーストラリア滞在中、運転免許証をどのくらい携帯したのかの計算が、パスポートの出入国スタンプだけでは確認できなかったためです。

21年間も暮らしてきて、オーストラリアの免許証も20年間携帯していたのですが、

①出入国スタンプが任意になったことで、パスポートだけでは確認不可能になった。

②州を跨ぎ引っ越しをした時に、各州の運転免許に切り替えした際に、免許証は返還しなくてはならなく、手元に有効期限切れた免許証が無かった。

③オーストラリア各州の管轄ごとに設けられた運転免許試験場のサイトから、自分の運転経歴書類の申請ができるものの、自分が住んでいたNSW州の古い運転免許や記録が無く申請情報が足りなかった為、申請ができなかった。

上記の他の方法は、NSW州の管轄事務所へレターを書き、自分の運転経歴記録のコピーを取り寄せる。(きっと現地窓口ならすぐに助けてくれる)

もう一つは、Apostilleアポスティール。最近は日本の行政書士が海外からの公正文書を取り寄せてくれるサービスもあるようです。パスポートの情報から渡航歴を探り出し、国内にどのくらい滞在していたのか調べられます。また、オーストラリアでの運転免許証をいつ取得し、違法歴も含めた経歴書類も代行してくれることと思います。

運転免許試験場の窓口でも、これを取ってきてくれたら一番いい。公正文書ってところが信用が取れる、そうだ。

そんなわけで、

私は、まだ紐解いてない引っ越ししてきた荷物の箱を開けて、古い免許証、パスポートを見つけ出し持参し直しました。オーストラリアの警察官の友人に事情を相談すると、いろいろ調べてくれてNSWの管轄事務所の詳細なども教えてくれました。ただし、書類が手に入るのに、時間がかかりすぎそうで、その間に私の国際免許証も期限切れになりそうで。運よく見つかった古い免許証でオーストラリア滞在期間が少し増えたことで、ギリギリで「初心者運転者」カテゴリーからは外され、オートバイの免許も『大型』をつけてもらえ、実技テストなしで切替えしてもらえました。

やった!

ありがとう!

ちなみに、息子はアメリカ滞在10年。バイクの免許はアメリカで取得。この10年間、オーストラリアへの里帰りは少なく、90日間足りない、との理由でオートバイの免許は書換えができず。オートバイの免許実技試験の合格を目指し、自動車学校へ入学準備中です。

そう、右側走行のアメリカは、車もバイクも実技試験を要求されます。

頑張れ、息子よ!早くバイク一緒に乗ろう!

話がそれましたが、書類審査が全部完了すると、そのまま検眼、パスワードの設定、写真撮影、と進み、当日運転免許証が受理できます。

これで、ようやく胸はって身分を証明できるものができたと、一安心。

ちなみに免許申請料は、7,500円

日本の役所関係はクレジットカードは使えないので、にこにこ現金のみです。

掛かった経費は総額

+写真+日本語翻訳+QLD Trafic History+住民票+駐車場代

おおよそ18,000円ぐらいです。

そうそう、住民票謄本を区役所で取った際に、「運転免許証書換え申請のため」と言ったら、無料にしてくれました。300円ですが、されど300円です。

ありがとう!

当たり前の生活の一部のようですが、海外に住む、海外から異国に住むって、こんなに大変なんだったなぁ、って改めて感じました。

たかが運転免許かもしれませんが、今回書き換えができた日本の運転免許証は、

”運転免許証とれたぁあーーーーー!”

と、迷惑おかまいなしに家族友人に写真を送りつけたのは、他ならぬ私です。

がんばったね、私!

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