日本で生活するための必要リスト その1
21年間離れた日本に帰国し、生活するための必要事項リストをここに残しました。
住民票
住居を置く場所が決まったら、区役所にて住民票を取得します。身分証明書になるパスポートは忘れずに。日本は、パスポートの一番後ろのページに日本語で住所を書くようにリクエストされ、それが身分証明書になるようです。家族やパートナーが一緒の場合、誰が筆頭者になるのかあらかじめ決めておくと時間節約です。
ちなみに、我が家は息子が私の代わりに窓口で申請してくれて、人生で初めての住民票申請で、きっと何を言われているのか分からないまま「お願いします!」とあの笑顔で答えたんだろう。筆頭者は息子になっていました。つまり、下記の国民健康保険も息子の扶養家族。気がついたのは年末。確定申告の書類を見ながら、ああ、なるほど、です。
国民健康保険と国民年金
帰国してすぐ、勤め先も仕事も何も無かったため、住民票を申請と同時に”健康保険と国民年金”の加入を求められました。区役所内に窓口があるため、そちらで同時に申請。
余談:海外引越しに多額な費用がかかり、貯金すっからかんで帰国したため、また収入がないため年金の支払いが困難であるということで『免除申請』を申請。審査結果は郵便で送られてきます。
疑問に思うことはなんでも聞く。知らないままだとお金も時間も損をする。なんでも聞いて解決する。もちろん、徳をすることも。
マイカードナンバー
IDとして使える身分を証明する日本の書類が何も無かったために、マイカードナンバーを申請。区役所から「入国してまだ間もないので数ヶ月待ってから申請やり直し」と言われる。数人の人が窓口に来たり入ったり、まれないないリクエストに最後はマネージャらしき人が現れ
「あなた、マイナンバーカードがスタートした時、申請しなかったから今欲しいと言われてもすぐには作れないよ」と冷たい対応。
おいおい、「マイナンバーカードを持っていない日本人は全国で何人いると思っっているんだ!」と半分だけイライラ感を見せながら、再び区役所を後にする。数ヶ月後、マイナンバーカードを管轄している総務省から「申請受け付けますよ」とハガキが届き、再び区役所へ。
申請後、今度は「窓口の予約をしてください」ってきて、オンラインにて受け取り予約をして、カードを受領しにいく。
数ヶ月後、「2万円あげますから、マイナンバーカード申請してね!」って広告を出していた総務省。慌てて取りに行かなきゃよかったなぁ。
銀行口座
運転免許証も保険証もないので、持参した書類は
パスポート
住民票
あるもので国際免許証
おすすめは、海外とも取引が頻繁に行われている大手の銀行。
身分証明書もないし地方銀行の方がいいかも、と口座を開けてもらったものの、手続きに2時間半。海外から来た外人の銀行口座をどうやって開けたらいいのか分からないスタッフが入れ替わりながら、まるで警察の事情調査を受けているような質問攻め。書類の手続きはなかなか進まないのに、オーストラリアで何をしていて、何故渡航したのか、何故帰ってきて、これからどうするか、など。オーストラリアでのタックスファイルナンバー、つまりマイナンバーカードの番号まで聞かれ、あまりのプライベートな質問攻めに完全切れた私。
こんなプライベートなことまで聞かれる必要はあるのかい??
これ以上質問されても、話さないし、私が話したことが嘘じゃない、ってサインまでさせられ、絶対ありえない!それ、今作った書類なんじゃないの?
裏から、マネージャーです、って頭下げに来ました。
でも、銀行は絶対必要な事項なんです、って。ほんとかい!!?
結局、後日大手の三井住友銀行でもう一度口座を作ってもらって(やっぱり2時間要します)、先に作った銀行は全てキャンセル。フィードバックください、って言われたので、
「残念ですが、アンプロフェッショナルで、とても嫌な思いをした。お金が動いていないから、約束が違うのでキャンセルしてください、ってそっちから何度も電話きたんですよ。絶対あり得ない!私のデーターも全部消してください!」
と、笑。
ちなみに、三井住友銀行は、ネットで予約をしなくてはなりませんが、対応はとてもスムーズ。さすがに慣れています。外国為替口座もささっと作ってくれて、気持ちいいです。
ネット銀行(楽天、ソニー)も申請をしましたが、運転免許証もないし、マイナンバーカードもなくて全部完了できず。身分証明書だけが出せないままのウェブ申請を放置しておいたら、3ヶ月後、佐川急便の運転手が本人確認する「書きどめ」配達でカードは届いて驚きました。
銀行口座を一つ作るにも本当大変な日本になりましたね。