手作りせっけん Workshop @ Coucou Cafe
10月20日(月)
人とのご縁は、自分を成長させてくれる大切なチャンス。
最近、そんなふうに感じることが増えた。
名古屋に戻ってから、自分が見つけた“食を嗜む”場所。
そこでワークショップのお話をいただけたのは、なんともありがたく、心から嬉しいことだった。
日本の「発酵」という文化は、ひとつひとつを丁寧に、時間をかけて育むもの。
特別な調味料はいらない。発酵が生み出す自然な風味や旨みに、心がふっとゆるむ。
そして、毎日使うものだからこそ、安心でやさしいものでありたい。
そんな想いが、いつもこの場所と私をつないでくれる。
今回のせっけんワークショップは、告知からわずか二日で満席に。
テーマは「アロマせっけん」。
これからの乾燥の季節に合わせて、キャスターオイルを加え、米油をベースに仕上げていく。
材料を自分の手で計量し、混ぜ合わせながら、
香りや色、デザインを考えていく時間は、まるで自分と向き合うひととき。
同じベースでも、出来上がりは一つとして同じものがなく、
その違いこそが、手づくりの楽しさでもある。
見知らぬ人たちが同じテーブルを囲み、
自分や家族のために“毎日使うもの”を真剣に作り上げる姿に、こちらの背筋も自然と伸びる。
やがて、香りに包まれながら会話が弾み、
そのまま笑顔の絶えないランチタイムへと続いていった。
手づくり発酵ランチのプレートには、
オーナーが提案し制作した手焼き小皿が並び、色とりどりの発酵メニューが美しく盛りつけられていた。
塩漬け豆腐はまるでチーズのようで、
ワイン好きの私は思わず、重めのシャルドネを合わせたくなった。
トマト麹のドライカレーと雑穀米の組み合わせも、何度でも食べたくなるほど。
見た目以上にボリュームがあり、
柔らかな照明と低めのソファーに身を沈めながら、
「ここは本当に居心地がいい場所だな」としみじみ感じた。
おっと、忘れるところだった。
皆さんのせっけんは、これから約1か月ほどかけてゆっくりと熟成していきます。
金太郎アメのように断面を想像しながら作ったせっけんが、
どんな表情を見せてくれるのか。
手にしたとき、思わず笑顔がこぼれ、
使うたびに心がゆるみ、
贈り物としてまた誰かの手に渡る。
そんな循環を感じてもらえたら、
それが何より、教える側の喜びです。
出張ワークショップは随時開催しております。
お一人からグループ(7名様まで)まで対応可能です。
料金や日程などは、DMにてお気軽にご相談ください。
Coucou Cafe
名古屋市名東区富が丘31-2